性格別テスト攻略法3―縁として子どもたちと関わるには
2007年09月18日
性格別テスト攻略法3―縁として子どもたちと関わるには
子どもたちが自分の心の傾向に気づき、少しでも変わろうと思うとき、大切なことは、縁となる方々の彼らに対する関わりです。教師として親としてどのように関わることでより子どもたちの可能性が引き出されるかをまとめてみました。
1.「僕はできる」の自信家さん
このタイプに関わるときのポイントは上から一方的に話さないことです。「ここは違うでしょ。こうしたほうがいいから」と言われても自分は、そこそこ、やっていると思っているわけですからおもしろくありません。また、実際よりはテストの点数に落ち込んでいてもその姿を見せたくない、できない自分を見たくないのもこのタイプなので、そうなると俺は俺のやり方でするからと無視する態度に出てしまいます。まず相手の言い分をよく聞くことから始めます。「そうか。それでどうしたの?」「何でそうなったのかな?」「なるほど。よくわかった。ではこれはどうして?」と何回も質疑応答のように繰り返していくうちに自分のほうから「時間がなかったと言うより自分が完璧にこの問題をわかっていなかったから」というふうに原因に気づいていってくれます。そこから初めて次回に向かってどのように計画をたてていくべきかに入ることができます。
もともとできるようになることにエネルギーを注ぐタイプなので先が見える目標設定―たとえば、次の実力テストまでに、1.2年の範囲の問題集は終わらせるなどを提案するといいと思います。
2.「そのうち何とか」の先延ばしやさん
このタイプの子どもさんは返事がいいのが特徴です。話をするとすぐ「わかった」という答えが返ってきます。それで安心してやってくれるのかと思うと一向にその気配が感じられないときがあります。わかったこととすることとは別だからです。ですから必ず「何がわかったの?」と聞き返すことが肝心です。そして、ちょっと計画通りにやっているから、大丈夫と思わず、常に「どうなっているの?」と声をかけるのも大切です。自分の部屋に閉じこもってやるよりも、お母さんが何かをしているときに近くで勉強してもらうこともいいかもしれません。
勉強だけでなく、自分の部屋の掃除なども習慣にしてもらうことや、カレンダーに計画してできたことは印をつけてもらい、家族全員が知っている状況を設定することもいいと思います。私は、このタイプは宿題が毎日できたかどうか、ある期間を決めてメールをしてもらうこともしてみました。
3.「問題が悪い、私のせいじゃない」の不満やさん
とにかく一言本人の気にいらないことを言うと「私のことをわかってくれない」と不満を言い出すのがこのタイプです。まるで自分の存在自体を認めてくれないといった感覚になるので、本人のやる気や志があることは認めるといった肯定のスタンスから関わります。決して売り言葉に買い言葉で「あなたがそんな態度だからだめ」としかりつけないことです。おこればおこるほどもういいと頑固になるか、こわいから仕方なく謝るかでどちらにしても自分が納得しない限りは変わりません。だから「本当は、もっとがんばりたかったのだよね」と相手の気持ちを代弁するつもりで話をして、「そうね」と受けとめることで、自分のことをわかってくれると思うと意外と素直に自分の気持ちを語ってくれます。
勉強については出された宿題はきちんとていねいにやってくることが多いので、家でやってこれそうな問題を選び、易しいから少したくさん出しましたといっても文句は言いますがやってくるのがこのタイプです。
4.「自分には無理、できるはずがない」と諦めやさん
このタイプの人にテストで前と比べてよかったことはと聞くと「何もない」と答えが返ってくるのが常です。良かった点よりできなかったことが目につくタイプなのでまずは、以前に比べればどんな小さなことでも進歩していることを意識化してもらうことから始めます。たとえ、答えが正解でなくても以前はここまで式が作れなかったけれど考えられるようになったとか、点数が何点かでも上がったならほめることも時には必要です。保護者の方々は、点数が大幅に上がらないとなかなか成績が上がったという認識がないものです。また、上がったとしても、平均点が高かったからとかみんなも良かったのでしょと 言ってしまいがちです。
このタイプの人にとってはやっぱり自分はできないのだという気持ちになりやすいので控えたほうがいいと思います。それよりも、「継続は力なり」の言葉通り、時間がかかってもわかるようになるまで何度も同じ問題に取り組み、自信をつけてもらうことが大切です。
性格がわかれば一律ではなくその子の個性に合わせて関わり方を変えることができます。ある子にとってはなんとも思わない言葉や行いも違う子にとっては感じ方が違うので誤解のもとにもなります。塾でもすぐに自分の気持ちを率直に言える子もあればそうでない子もいるので、正直わかりあえるには時間もかかりますが、「なぜ、そんな言い方をするのかしら。どうしてなのか」と相手の気持ちに思いをはせることをしてみると、今までわからなかった気持ちを相手のほうから話してくれることも多いです。自分が子どもさんと同じ年齢の時、どうだったかと振り返るのも子どもさんの気持ちがわかるヒントになります。
子どもたちが自分の心の傾向に気づき、少しでも変わろうと思うとき、大切なことは、縁となる方々の彼らに対する関わりです。教師として親としてどのように関わることでより子どもたちの可能性が引き出されるかをまとめてみました。
1.「僕はできる」の自信家さん
このタイプに関わるときのポイントは上から一方的に話さないことです。「ここは違うでしょ。こうしたほうがいいから」と言われても自分は、そこそこ、やっていると思っているわけですからおもしろくありません。また、実際よりはテストの点数に落ち込んでいてもその姿を見せたくない、できない自分を見たくないのもこのタイプなので、そうなると俺は俺のやり方でするからと無視する態度に出てしまいます。まず相手の言い分をよく聞くことから始めます。「そうか。それでどうしたの?」「何でそうなったのかな?」「なるほど。よくわかった。ではこれはどうして?」と何回も質疑応答のように繰り返していくうちに自分のほうから「時間がなかったと言うより自分が完璧にこの問題をわかっていなかったから」というふうに原因に気づいていってくれます。そこから初めて次回に向かってどのように計画をたてていくべきかに入ることができます。
もともとできるようになることにエネルギーを注ぐタイプなので先が見える目標設定―たとえば、次の実力テストまでに、1.2年の範囲の問題集は終わらせるなどを提案するといいと思います。
2.「そのうち何とか」の先延ばしやさん
このタイプの子どもさんは返事がいいのが特徴です。話をするとすぐ「わかった」という答えが返ってきます。それで安心してやってくれるのかと思うと一向にその気配が感じられないときがあります。わかったこととすることとは別だからです。ですから必ず「何がわかったの?」と聞き返すことが肝心です。そして、ちょっと計画通りにやっているから、大丈夫と思わず、常に「どうなっているの?」と声をかけるのも大切です。自分の部屋に閉じこもってやるよりも、お母さんが何かをしているときに近くで勉強してもらうこともいいかもしれません。
勉強だけでなく、自分の部屋の掃除なども習慣にしてもらうことや、カレンダーに計画してできたことは印をつけてもらい、家族全員が知っている状況を設定することもいいと思います。私は、このタイプは宿題が毎日できたかどうか、ある期間を決めてメールをしてもらうこともしてみました。
3.「問題が悪い、私のせいじゃない」の不満やさん
とにかく一言本人の気にいらないことを言うと「私のことをわかってくれない」と不満を言い出すのがこのタイプです。まるで自分の存在自体を認めてくれないといった感覚になるので、本人のやる気や志があることは認めるといった肯定のスタンスから関わります。決して売り言葉に買い言葉で「あなたがそんな態度だからだめ」としかりつけないことです。おこればおこるほどもういいと頑固になるか、こわいから仕方なく謝るかでどちらにしても自分が納得しない限りは変わりません。だから「本当は、もっとがんばりたかったのだよね」と相手の気持ちを代弁するつもりで話をして、「そうね」と受けとめることで、自分のことをわかってくれると思うと意外と素直に自分の気持ちを語ってくれます。
勉強については出された宿題はきちんとていねいにやってくることが多いので、家でやってこれそうな問題を選び、易しいから少したくさん出しましたといっても文句は言いますがやってくるのがこのタイプです。
4.「自分には無理、できるはずがない」と諦めやさん
このタイプの人にテストで前と比べてよかったことはと聞くと「何もない」と答えが返ってくるのが常です。良かった点よりできなかったことが目につくタイプなのでまずは、以前に比べればどんな小さなことでも進歩していることを意識化してもらうことから始めます。たとえ、答えが正解でなくても以前はここまで式が作れなかったけれど考えられるようになったとか、点数が何点かでも上がったならほめることも時には必要です。保護者の方々は、点数が大幅に上がらないとなかなか成績が上がったという認識がないものです。また、上がったとしても、平均点が高かったからとかみんなも良かったのでしょと 言ってしまいがちです。
このタイプの人にとってはやっぱり自分はできないのだという気持ちになりやすいので控えたほうがいいと思います。それよりも、「継続は力なり」の言葉通り、時間がかかってもわかるようになるまで何度も同じ問題に取り組み、自信をつけてもらうことが大切です。
性格がわかれば一律ではなくその子の個性に合わせて関わり方を変えることができます。ある子にとってはなんとも思わない言葉や行いも違う子にとっては感じ方が違うので誤解のもとにもなります。塾でもすぐに自分の気持ちを率直に言える子もあればそうでない子もいるので、正直わかりあえるには時間もかかりますが、「なぜ、そんな言い方をするのかしら。どうしてなのか」と相手の気持ちに思いをはせることをしてみると、今までわからなかった気持ちを相手のほうから話してくれることも多いです。自分が子どもさんと同じ年齢の時、どうだったかと振り返るのも子どもさんの気持ちがわかるヒントになります。
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性格別テスト攻略法-2 今までとは違う自分に挑戦してみる
2007年09月07日
性格別テスト攻略法-2 今までとは違う自分に挑戦してみる
今回は4つの傾向を持った子どもたちがどのように自分を変えていったらいいのか、身近な所からまとめてみました。
1.「僕はできる」の自信家さん
このタイプの人は、現実・結果をあるがままに正直にみるということがとても苦手です。だから、返ってきたテストをもう一度やり直してみるとか、授業で習って「あーわかった」と思ったら家で取り組んでみることをほとんどしないと思います。そしてそのことを指摘されると何か自分にケチをつけられているように感じて「大丈夫。わかっているから」と相手にしないことはないでしょうか。このタイプの人は、まず「相手の言うことをよく聞く」心構えを育むことが大切です。
自分が得意な分野があったとしても他の分野では他の人が優れていることもあります。そのことを認めて数学の図形の問題の解き方など、相手のアドバイスに耳を貸すようにすると短時間で問題が解けるようになります。また、国語の問題で「作者の気持ちはどのようなものでしょうか」というような問題がなかなかわからない人もこのタイプには多く居るのではないでしょうか。自分ではこれだと思っても正解ではなく、どうして不正解がわからないという思いを持ったことがないでしょうか。
それはあなた(「僕はできる」の自信家さん)が作者の気持ち、意図を「思いやる」ということが苦手だからではないでしょうか。自分の意見も大切ですが、相手がどう思っているのかを察することを日頃の友達関係で実行していると自然に上記なような問題にも強くなると思います。
このようなことを実行していく中でご本人の可能性である創造力や勉強に対するエネルギーや将来への豊かなヴィジョンが育っていくと思います。
2.「そのうち何とか」の先延ばしやさん
このタイプの人は、一言で言えば切実感を持ってほしいと思います。でもそれが持てず、テストで悪い点数をとってショックになっても次の日にはケロリとしているのがこのタイプです。そんなタイプの人に私は「あなたが将来しなければならないことが今のままではできなくなってしまう。それはとてももったいない事だ」といつも話しています。今から3年後、5年後の自分の姿をシミュレーションしてみてください。
計画を立てても三日坊主で続かないのは水準の高い設定をしているからです。まずできそうなことから毎日始めてみることです。そしてできない日があったとしても「持続する」ことを励行してみましょう。
それから、勉強するときに音楽を聴いたりして、ながら族になっていませんか。よく「音楽を聞いてやったほうが勉強がはかどる」といった声を聞きますが1時間で終了できる課題がその倍の時間がかかり、机の前に座っているので頑張っていると勘違いしていないでしょうか。
ぜひ、時間を決めて、目覚まし時計をセットして1時間でどれくらいのことができるか試してみてください。「やればできる」から「やるからできる」に気持ちを転換していきましょう。このように「収斂(しゅうれん)」をしていく中でこのタイプの方の可能性である癒しの心やさまざまな違いのある人を包容する智慧が育ち、きっと将来何がしたいのかが少しずつわかってくると思います。
3.「問題が悪い、私のせいじゃない」の不満やさん
このタイプの人が変わるきっかけは、相手に何かを言われたときに、自分が責められていると感じるのではなく自分にも原因がなかったかなと思うことからです。
問題のせい、先生のせいと外のせいにしているとき、その瞬間はいいのかもしれませんが、ご本人の気持ちが一番すっきりしないと思います。不満で心がいっぱいになったときこそ「ここで爆発したらもう取り返しがつかない」と思いましょう。
本当の勇気は自分の足りない所を素直に認めて改善することです。そしてわからない問題があれば、自分から先生や友達に「この問題、わからないから教えて」と一言、「心を開いて」声をかけてみましょう。
先生も友達も喜んであなたに協力してくれます。それからイライラして「もう、知らん。どうでもいい」といった投げやりな言葉を使うのをやめましょう。「笑顔で優しい言葉を使う」ことを心がけることでみんなと一緒に問題を解いてゆく楽しさを経験することができるはずです。
そうした中であなたの可能性である責任感や何事に対してもまっすぐな一途さが育まれ、周りの人が信頼してくれるようになります。
4.「自分には無理、できるはずがない」と諦めやさん
このタイプの人が変わるためには、何よりも「挑戦すること」です。受験が近づくと誰でも不安で逃げたいと思うものです。勉強していてもこんなことをしていていいのかと迷い、集中するエネルギーがどんどん洩れていきます。そのときは「頑張ろう!最後まであきらめないぞ!」と自分を励ましましょう。そして越えられないハードルは来ないことを信じて、志望高が決まっているならやるだけやってみようと心を定めて、学校の面談でも志を率直に先生に伝えることから挑戦してみてください。
今まで、テストに取り組んでいて、合っているのになぜか自信がなくて他の答えを書いてしまって初めに書いた答えでよかったのにという思いを繰り返してこなかったでしょうか。
自信を持つとは自分を信じると書きます。その自信を持つためには、具体的に問題集を何冊もするのではなく1冊の問題集を3回ぐらいどの問題も完璧にできるようになるまでやってみることです。
反復練習ほど目に見えない実力がつき、最後になってかならず成果につながります。そうしていくとあなたの中の可能性である真面目さやひたむきさが願いを現実に変えていく大きな力となっていきます。
どのタイプの人も、その傾向に気づいて、変わっていこうと今までと違う自分に挑戦し始めていけば、時間は少々かかるかもしれませんが、かならず事態は変わってきます。私は今まで、受験という試練を「大変だけどもう引き受けるしかない。こわいけど逃げずにやってみよう」と心を定めた子どもたちが合格するという結果を幾度も一緒に味わってきました。
大切なことは一歩踏み出すことです。実行してみることです。あなたにしかできない人生のお仕事があることを絶対に忘れないでくださいね。
今回は4つの傾向を持った子どもたちがどのように自分を変えていったらいいのか、身近な所からまとめてみました。
1.「僕はできる」の自信家さん
このタイプの人は、現実・結果をあるがままに正直にみるということがとても苦手です。だから、返ってきたテストをもう一度やり直してみるとか、授業で習って「あーわかった」と思ったら家で取り組んでみることをほとんどしないと思います。そしてそのことを指摘されると何か自分にケチをつけられているように感じて「大丈夫。わかっているから」と相手にしないことはないでしょうか。このタイプの人は、まず「相手の言うことをよく聞く」心構えを育むことが大切です。
自分が得意な分野があったとしても他の分野では他の人が優れていることもあります。そのことを認めて数学の図形の問題の解き方など、相手のアドバイスに耳を貸すようにすると短時間で問題が解けるようになります。また、国語の問題で「作者の気持ちはどのようなものでしょうか」というような問題がなかなかわからない人もこのタイプには多く居るのではないでしょうか。自分ではこれだと思っても正解ではなく、どうして不正解がわからないという思いを持ったことがないでしょうか。
それはあなた(「僕はできる」の自信家さん)が作者の気持ち、意図を「思いやる」ということが苦手だからではないでしょうか。自分の意見も大切ですが、相手がどう思っているのかを察することを日頃の友達関係で実行していると自然に上記なような問題にも強くなると思います。
このようなことを実行していく中でご本人の可能性である創造力や勉強に対するエネルギーや将来への豊かなヴィジョンが育っていくと思います。
2.「そのうち何とか」の先延ばしやさん
このタイプの人は、一言で言えば切実感を持ってほしいと思います。でもそれが持てず、テストで悪い点数をとってショックになっても次の日にはケロリとしているのがこのタイプです。そんなタイプの人に私は「あなたが将来しなければならないことが今のままではできなくなってしまう。それはとてももったいない事だ」といつも話しています。今から3年後、5年後の自分の姿をシミュレーションしてみてください。
計画を立てても三日坊主で続かないのは水準の高い設定をしているからです。まずできそうなことから毎日始めてみることです。そしてできない日があったとしても「持続する」ことを励行してみましょう。
それから、勉強するときに音楽を聴いたりして、ながら族になっていませんか。よく「音楽を聞いてやったほうが勉強がはかどる」といった声を聞きますが1時間で終了できる課題がその倍の時間がかかり、机の前に座っているので頑張っていると勘違いしていないでしょうか。
ぜひ、時間を決めて、目覚まし時計をセットして1時間でどれくらいのことができるか試してみてください。「やればできる」から「やるからできる」に気持ちを転換していきましょう。このように「収斂(しゅうれん)」をしていく中でこのタイプの方の可能性である癒しの心やさまざまな違いのある人を包容する智慧が育ち、きっと将来何がしたいのかが少しずつわかってくると思います。
3.「問題が悪い、私のせいじゃない」の不満やさん
このタイプの人が変わるきっかけは、相手に何かを言われたときに、自分が責められていると感じるのではなく自分にも原因がなかったかなと思うことからです。
問題のせい、先生のせいと外のせいにしているとき、その瞬間はいいのかもしれませんが、ご本人の気持ちが一番すっきりしないと思います。不満で心がいっぱいになったときこそ「ここで爆発したらもう取り返しがつかない」と思いましょう。
本当の勇気は自分の足りない所を素直に認めて改善することです。そしてわからない問題があれば、自分から先生や友達に「この問題、わからないから教えて」と一言、「心を開いて」声をかけてみましょう。
先生も友達も喜んであなたに協力してくれます。それからイライラして「もう、知らん。どうでもいい」といった投げやりな言葉を使うのをやめましょう。「笑顔で優しい言葉を使う」ことを心がけることでみんなと一緒に問題を解いてゆく楽しさを経験することができるはずです。
そうした中であなたの可能性である責任感や何事に対してもまっすぐな一途さが育まれ、周りの人が信頼してくれるようになります。
4.「自分には無理、できるはずがない」と諦めやさん
このタイプの人が変わるためには、何よりも「挑戦すること」です。受験が近づくと誰でも不安で逃げたいと思うものです。勉強していてもこんなことをしていていいのかと迷い、集中するエネルギーがどんどん洩れていきます。そのときは「頑張ろう!最後まであきらめないぞ!」と自分を励ましましょう。そして越えられないハードルは来ないことを信じて、志望高が決まっているならやるだけやってみようと心を定めて、学校の面談でも志を率直に先生に伝えることから挑戦してみてください。
今まで、テストに取り組んでいて、合っているのになぜか自信がなくて他の答えを書いてしまって初めに書いた答えでよかったのにという思いを繰り返してこなかったでしょうか。
自信を持つとは自分を信じると書きます。その自信を持つためには、具体的に問題集を何冊もするのではなく1冊の問題集を3回ぐらいどの問題も完璧にできるようになるまでやってみることです。
反復練習ほど目に見えない実力がつき、最後になってかならず成果につながります。そうしていくとあなたの中の可能性である真面目さやひたむきさが願いを現実に変えていく大きな力となっていきます。
どのタイプの人も、その傾向に気づいて、変わっていこうと今までと違う自分に挑戦し始めていけば、時間は少々かかるかもしれませんが、かならず事態は変わってきます。私は今まで、受験という試練を「大変だけどもう引き受けるしかない。こわいけど逃げずにやってみよう」と心を定めた子どもたちが合格するという結果を幾度も一緒に味わってきました。
大切なことは一歩踏み出すことです。実行してみることです。あなたにしかできない人生のお仕事があることを絶対に忘れないでくださいね。
性格別テスト攻略法-1 まず自分を知ることから
2007年08月29日
性格別テスト攻略法-1 まず自分を知ることから
子どもたちの傾向を4つのタイプに分けてみました。テスト勉強や日頃の勉強態度ですぐに出てくる想いと行動をあらわしてみました。
1.「僕はできる」の自信家さん
このタイプの人は、心のどこかで「私はわかってる」「僕は頑張ってる」という思いがあります。だからむつかしい問題を解くことにはエネルギーがありますが計算問題の間違いなどに対しては「これはちょっとしたミス、気にしない」と勝手に決めこんでしまいがちです。
どちらかというとできたことに重点を置くので、自分の予想点と実際に返ってきたテストにはかなりの差があります。そしてその結果に対して「この応用問題は自分だけが解けたのだからやっぱり私ってすごい」と思い、こつこつと計算問題をすることなんて時間のむだと、すぐに暗算でやってしまって簡単な計算間違いが多く気がついてみるとさほど点数があがっていないという結果を招きます。
2.「そのうち何とか」の先延ばしやさん
次のタイプは、とにかく「面倒くさい」「まだ、いいか」とテスト1週間前になってもなかなかやる気がおきません。机の前に座っても、ちょっと勉強するとすぐ他のことが気になりだし、気分転換をしたくなります。だから机の前に座っている時間は長いわりにやっていることは時間に比例して多くはありません。
そして、テスト前日になると「あれも、これもしなければ」と焦り、結局は中途半端でテスト本番に突入、結果は平均点ぎりぎりか以下になってしまいます。口癖は「今度は頑張るから」です。
よく「あなたはやればできる」と言われるのがこのタイプです。
3.「問題が悪い、私のせいじゃない」の不満やさん
さて、3番目はすぐに不満が出てくるタイプです。できない問題があると「これは、習ってない。知らない」と拒絶し、すぐに投げやりになります。そのことを注意されると「私のことをわかってくれない。もういい」とその不満を物にぶつけたり、親や兄弟にあたってしまいます。
本当は「わからないから教えてほしい」と心で思っても頑固になってしまい、周りが声をかけても素直になれません。「ごめんなさい」とあやまることは自分が負けることだという気持ちがあり、テストの点数が悪いと「こんな問題を出した先生が悪い」と外を責め、せっかく目標を持っていたのにいつのまにか捨ててしまいます。
4.「自分には無理、できるはずがない」と諦めやさん
最後のタイプの人は、「私には無理、絶対に間違っている」と思い込み、答えがあっていても自信がなくて他の答えを書いたり、時には問題を読まないであきらめてしまいます。
テストになると緊張してしまい、普段だったらできる問題もパニックになり頭が真っ白になるのがこのタイプです。そして返ってきた答案を見て「やっぱり、できなかった」との思いを強め「勉強のできる人はいいなあ。きっと私だけが受験に失敗するに決まっている」と不安を強めていきます。
本当は行きたい高校があるのに、「できなかったらどうしよう」とそのことにエネルギーを使い、ワンランク下の高校を受験することになり、一生懸命時間をかけて勉強しているのに結果を出すことができません。
さあ、いかがだったでしょうか。どのタイプも特徴的なことだけを書いたので「そこまではない」「どれにもあてはまらない」と感じた人もいるかもしれないし、勉強と友達関係では別の傾向になる人もいます。 しかし、大切なことは自分を知ることです。なぜ、いつも同じ結果になるのか、どうしてそう思ってしまうのか、そこには必ず原因と結果があります。
塾では、生徒さんに対してまず自分の心の傾向を知ることから始めてもらい、次にどのように自分を変えていくかを一緒に考え、アドバイスしています。自分の気持ちに気づくことは、心がすっきりして集中でき、勉強もはかどります。次回はこの4つのタイプがどのように変わり、勉強していったらいいのかに入っていきます。
子どもたちの傾向を4つのタイプに分けてみました。テスト勉強や日頃の勉強態度ですぐに出てくる想いと行動をあらわしてみました。
1.「僕はできる」の自信家さん
このタイプの人は、心のどこかで「私はわかってる」「僕は頑張ってる」という思いがあります。だからむつかしい問題を解くことにはエネルギーがありますが計算問題の間違いなどに対しては「これはちょっとしたミス、気にしない」と勝手に決めこんでしまいがちです。
どちらかというとできたことに重点を置くので、自分の予想点と実際に返ってきたテストにはかなりの差があります。そしてその結果に対して「この応用問題は自分だけが解けたのだからやっぱり私ってすごい」と思い、こつこつと計算問題をすることなんて時間のむだと、すぐに暗算でやってしまって簡単な計算間違いが多く気がついてみるとさほど点数があがっていないという結果を招きます。
2.「そのうち何とか」の先延ばしやさん
次のタイプは、とにかく「面倒くさい」「まだ、いいか」とテスト1週間前になってもなかなかやる気がおきません。机の前に座っても、ちょっと勉強するとすぐ他のことが気になりだし、気分転換をしたくなります。だから机の前に座っている時間は長いわりにやっていることは時間に比例して多くはありません。
そして、テスト前日になると「あれも、これもしなければ」と焦り、結局は中途半端でテスト本番に突入、結果は平均点ぎりぎりか以下になってしまいます。口癖は「今度は頑張るから」です。
よく「あなたはやればできる」と言われるのがこのタイプです。
3.「問題が悪い、私のせいじゃない」の不満やさん
さて、3番目はすぐに不満が出てくるタイプです。できない問題があると「これは、習ってない。知らない」と拒絶し、すぐに投げやりになります。そのことを注意されると「私のことをわかってくれない。もういい」とその不満を物にぶつけたり、親や兄弟にあたってしまいます。
本当は「わからないから教えてほしい」と心で思っても頑固になってしまい、周りが声をかけても素直になれません。「ごめんなさい」とあやまることは自分が負けることだという気持ちがあり、テストの点数が悪いと「こんな問題を出した先生が悪い」と外を責め、せっかく目標を持っていたのにいつのまにか捨ててしまいます。
4.「自分には無理、できるはずがない」と諦めやさん
最後のタイプの人は、「私には無理、絶対に間違っている」と思い込み、答えがあっていても自信がなくて他の答えを書いたり、時には問題を読まないであきらめてしまいます。
テストになると緊張してしまい、普段だったらできる問題もパニックになり頭が真っ白になるのがこのタイプです。そして返ってきた答案を見て「やっぱり、できなかった」との思いを強め「勉強のできる人はいいなあ。きっと私だけが受験に失敗するに決まっている」と不安を強めていきます。
本当は行きたい高校があるのに、「できなかったらどうしよう」とそのことにエネルギーを使い、ワンランク下の高校を受験することになり、一生懸命時間をかけて勉強しているのに結果を出すことができません。
さあ、いかがだったでしょうか。どのタイプも特徴的なことだけを書いたので「そこまではない」「どれにもあてはまらない」と感じた人もいるかもしれないし、勉強と友達関係では別の傾向になる人もいます。 しかし、大切なことは自分を知ることです。なぜ、いつも同じ結果になるのか、どうしてそう思ってしまうのか、そこには必ず原因と結果があります。
塾では、生徒さんに対してまず自分の心の傾向を知ることから始めてもらい、次にどのように自分を変えていくかを一緒に考え、アドバイスしています。自分の気持ちに気づくことは、心がすっきりして集中でき、勉強もはかどります。次回はこの4つのタイプがどのように変わり、勉強していったらいいのかに入っていきます。