夏休みを目前にして

2008年07月18日

いよいよ夏休みが始まります。
中3生の人はクラブ活動も一段落し、この夏休みから受験勉強も本気モードで頑張ろうと思っている人も多いと思います。
また、中2の人は、先輩が引退してクラブの中心となると共に今まで少し勉強をさぼっていた人にとっては挽回のチャンスです。さらに中1の人は夏休みがクラブ活動に慣れるかどうかのバロメーターであり、さらに勉強面においては、1学期の中間テストは結構点数が取れたけど期末テストになって思うように点数が取れなくて中学の勉強って小学生のときとは違うと思い始めているかもしれません。

響ゼミナールはそんな一人ひとりにとって、「この夏休みは頑張った。やればできるんだ」という実感を持ってほしいと思っています。そのために、目標を持って毎回の授業に臨めるようなプログラムを考えています。

先日、中2のクラスで「この夏休みはどんな心の力を育みたいですか」と4つの力を白板ボードに書いてたずねてみました。
みんなはその中から一つを選び、なぜその力を育みたいか話してくれました。
選ぶには選ぶ理由があると納得しました。こうして響ゼミナールの夏期講習は7月28日からスタートします。

「このままではだめだ。今年の夏休みは頑張りたい」との志を持っているけれど、どう勉強していったらいいかわからないと思っているみなさん、一緒に心の力と学力を磨いてみませんか。
自分の苦手な単元をエレベーターでもエスカレーターでもなく自分の足で一歩一歩目標に向かって階段を上がっていきましょう。未来へのスタートはいつも今!です。
  
タグ :夏期講習


Posted by kobehiro at 10:10Comments(0)勉強の仕方

テストの結果をどのように振り返るのかも大切です

2008年05月28日

 1学期の中間テストが終わり、テストの結果が返ってきました。塾では、テストに向けての目標を設定し、そしてテストに臨み、テストが返ってきたら、良かったことも足りなかったことも振り返ることにしています。
 単にテストの点数だけでなく自分がどんな気持ちでテスト勉強をして、そのことが結果とどう結びついたかを、個人面談を通して一緒に振り返っていきます。
 たとえば、A君は社会が得意なのですが、今回は社会が一番点数を取れませんでした。「どうしてかな?」とたずねると「社会は取れると思って授業中、先生が言ったことをこれぐらいは覚えられるとノートに書かなかった」と答えてくれました。気持を言葉にすると「結構頑張った。これでいける」って感じでしょうか。二人で笑いながら、次回は侮らないようにしようとアドバイスしました。
 B子さんは、自分が今回のテスト勉強において1週間前から自宅での勉強時間を増やすと目標を立てました。自分なりに実行して1年生のときより点数が上がったそうです。「まあ、これぐらいでいいか」といつも思っていたことがよくわかったそうです。
 C君は、全教科をしっかり勉強すると目標を定めましたが、社会と国語は充分勉強をしなかったそうです。その結果、他の3科目に比べて点数が取れませんでした。「どうしてしなかったの?」とたずねると「一度取り組んでできないと面倒くさくなってやめてしまうから」と答えが返ってきました。それでは、次回に向けての改善として「自分の気持ちに負けず逃げないでしっかりと勉強する」としました。

 このように一人ひとりが毎回目標を設定して勉強に取り組んでもらいます。点数が上がることもうれしいですが、何よりも一人ひとりと面談することで、勉強を通して成長していけるようにと願っています。たまには思うように成績が取れないときもあるでしょう。でもそれには必ず理由があります。そのことをしっかりとつかんで歩んでいってほしいと思っています。
  


Posted by kobehiro at 09:26Comments(0)勉強の仕方

スカイプで受講という選択

2008年05月18日

 新学期が始まりゴールデンウイークが終わる頃、よく5月病という言葉が使われますね。
なんとなく理由がないけれど学校に行きたくない、気がついてみれば学校を休みがちになる。そんな症状でしょうか。
 以前にも学校に通っていない友だちがいる塾の生徒さんに「じゃあ、塾に誘ってみたら」と言ったことがありました。
そうするとなぜか、その友達は学校に行くようになったそうです。

 さて、塾では個別授業も時間が合えば引き受けています。
昨年、入塾してくれた浪人生のK君は高卒認定試験に合格して大学受験を目指していた生徒さんでした。
 最初の頃は英語が苦手で本人も先が見えない不安を抱えていました。
しかし、授業だけでなくK君のこれまでの人生を聞かせてもらい、勉強はどうしてもあきらめきれない願いや志のためにするものではと伝えたことでK君の心が定まってきたことがわかりました。
 それからは持続することが大の苦手だと言っていたのに「1日に単語を30個は覚えます」と自ら宣言し、できないときがあっても最後までやり通すことができました。

 「今までずっと中途半端だったのにここまで続いたことは初めてです」とうれしそうに話してくれたK君は見事に志望校に合格し、今春上京しました。
 人はいつからでもどこからでも変わることができます。
 今、できるかどうかはわからないけれど志の一歩を踏み出したあなたを響ゼミナールは応援します。
 何らかの理由で通塾ができない方にはありがたいことに、インターネットのスカイプを使って1対1で授業をすることも可能な時代です。まずはできることから始めてみませんか。
 願いへの一歩が新たな始まりとなりますように。
  
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子どもたちの可能性が開くために-2

2007年04月12日

子どもたちの可能性が開くために-2
過信・不信から本当の自信へ


 S子さんは、どちらかと言うと人前で自分のことを話すのが苦手な女の子でした。
 こちらがたずねても、いつも下を向いて顔を上げて人と話をしたり、はっきりと自分の意見を言うのは学校でも少なく、お母さんの話では学校の担任の先生から「クラスの中だと目立たなくなってしまう」と言われるそうです。
 ですから、塾に入った当初は、わからないのかわかっているのかの意思表示がなく、どのように関わっていいのか戸惑った時期もありました。しかし、毎月の目標シートに取り組み、「顔を上げて質問できるようになる」と毎回記入する中で、少しづつ声も大きくなり、顔を上げるように努力している様子でした。
 それと共に家ではいつも算数がわからないとお母さんに教えてもらい、それでも理解できないと泣きだすので、お母さんもどう対応していいのか困っておられました。
 それが、いつのまにかその行為がなくなっていったそうです。そして、春期講習中は、はっきりした声で「先生、何ページの何番がわかりません」と質問をし、塾に入って間もない同じ学年のK子さんがわからないときは教えてあげるようになりました。
 S子さんのシートの感想です。「今回は、計算問題でのミスも少なくなりました。でも国語の漢字があまり書けませんでした。これからは、過信ではなく自信を持って勉強していきたいです」
実は、春期講習中、国語のテストで漢字がほとんど書けていなかったS子さんやK子さんに私はこのような話をしました。
 「勉強においても何においても、わからないことに対して自信を持つことはとても大切だと思う。自信とは自分を信じると書くでしょ。だから心の中で私はきっとできるようになると信じて問題にあきらめずに向かい合ってほしい。でも、これくらいの問題は解ける、大丈夫と思い込むことは過信と言います。また、自分には絶対無理と自分を信じないのは不信になります。どちらも違うと思う。みんなには本当の意味で自信を育ててほしいと思う」と結びました。
 そのことを覚えてくれていて、S子さんは感想を書いてくれたのではと思います。
こちらが子どもだからむつかしいことを言っても理解できないだろうと思い込むのではなく、相手の心に響くように真剣に伝えることで全て分からなくても、心に残るものだとS子さんの感想を読んで思いました。
 たとえ、口には出さなくても子どもたちは心で感じてくれている。このこともやはりシートを作成して、思いを文章にしてもらわないとわからなかったことです。どれだけ一人ひとりの気持ちを引きだすことができるかは日頃からのこちらの心構えが常に問われているのではと責任を感じました。(終わり)
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子どもたちの可能性が開くために-1

2007年04月09日

子どもたちの可能性が開くために-1

 新学期を目前に控え、塾では春期講習を実施します。当塾では、生徒さんひとり一人に春期講習にどのような願いや志を持って参加するかを初日の日にシートに取り組んでもらい、この期間毎日、勉強の目標を定め、その日には次の日に向けての改善点を記入するようにしてもらいました。そして、講習最終日には、その願いに対しての振り返り、そして自分として良かった点、さらには新学期に向けて改善点を書いてもらいました。中には「えーめんどくさい」とか「何を書いたらいいかわからない」の声も上がります。
でも、これも作文の練習も兼ねて自分が思っていることを言葉に表すトレーニングだと話すようにしています。
 春期講習に参加してくれた新中1になるK子さんは塾に入って2カ月あまりです。最初は算数が大の苦手で、お母さんから塾に入るように勧められても塾は勉強をさせられるこわい所という印象があってどうも塾に拒否反応があったようです。
 そんなK子さんも中学生になるし苦手な算数を何とかしたいとの気持ちもあって「春期講習に向けて少しでも算数がわかるようになりたい」との願いを書いていました。
 塾に入った最初の頃は、少しわからないと「うー」と声を出してパニックになっている様子でした。でも、そのたびに「落ち着いて取り組めば必ずできるようになるから何回も問題を読もう」と励まし、苦手なパターンの問題を1ヵ月近く何度もやってもらいました。
 そのかいあってか春期講習中におこなった算数のテストでは、高得点が取れました。
 そして、春期講習の最終日にK子さんのシートにはこのような感想が書いてありました。
 「以前は、苦手で嫌いだった算数が、そんなに嫌いでなくなってきました。文章題も少しづつわかるようになってきました。中学生になったら今よりむつかしくなると思うけど、今度は英語も頑張っていきたいです」
 お母さんからもお電話で「K子は変わりました。自分で問題に取り組むようになりました」と言ってくださいました。苦手なことでも本人が諦めずにやっていこうと心を定め、続けることで現実は短期間で変わるのだとK子さんの姿をみて思いました。
 では、K子さんと同じ学年でちょうど1年前に入塾したS子さんにはどのような変化があったでしょうか。(続く)  続きを読む

Posted by kobehiro at 01:27Comments(0)勉強の仕方

自宅での勉強の仕方のコツ-1

2007年03月27日

自宅での勉強の仕方のコツ-1

 保護者面談で、よく保護者の方から「家で全然勉強する姿を見たことがありません」とか「宿題をちゃんとやっているのでしょうか」と質問されます。私の塾では、基本的に週2~3回塾に通ってもらっているので宿題は必ず出すようにしています。その時、留意することは、

①自分でできるようなレベルの問題にする。(場合によっては塾でやったプリントと全く同じプリントを渡すこともあります) 
② 全部できなかったと言われても最初のうちは宿題をすることを第一優先にしてしかることを控える。
③定期テスト1週間前は出さない。
  
といった原則を決めています。
 家で勉強することはほとんどの子どもさんにとって、同じ問題をするにしても塾でするより時間がかかります。それは、身近な所に漫画の本があったり、音楽を聞きながらしていたりで集中力を阻むものが多いからです。また、時には「自分の部屋がないから勉強に集中できないのでしょうか」とのお声も聞きます。

 しかし、ある調査で、子ども部屋で勉強しない子どもの方の学力が伸びているということを聞いたことがあります。親が見ている範囲でたとえば、ダイニングのテーブルなどで子どもさんが宿題をして、お母さんと会話をしながら勉強するといったスタイルを定着させるのも一つの方法です。
 もちろん、「塾で勉強したほうが能率が上がるから自習に来てもいいか」と高校生から言われた時は快諾しています。大切なことは本人の意識が変わるタイミングを見計らうことが一番で、「やろうと思った時に、早く勉強しなさいと言われるとやる気なくすんだから」と子どもさんからの言葉が返ってくることも予想して、親子でルールを決めていくのも一考かと思います。  続きを読む

Posted by kobehiro at 13:53Comments(0)勉強の仕方