生徒が主役の夏期講習
2008年08月07日
夏期講習が始まり数日がたちました。小学生は、全員が絵や図を描いて算数の文章題に取り組んでいます。
1時間の間に数問できて、「できました!」と元気に言うときもあれば、なかなか問題の答えにたどりつかず
あーでもない、こうでもないと一生懸命考える日もあります。
でも、何とか答えがわかったときの喜びは格別ではないでしょうか。問題に取り組むこと自体が集中力、持続力、忍耐力を育むことになります。そして、人との比較ではなく自分との戦いなのでどの子も主役です。
中学生は、今年の夏は、中1からの100の重要英文を3ステップに分けて、英文を読む、日本語に訳す、そして英文にすることを一人ひとりが全体の中で挑戦しています。自分の足で階段を一歩一歩上がっていくような実感を持つことができます。
最後に高校生は、思いきって、授業内容に中学3年間の文法の復習を取り入れました。受験を目前にして冒険かとは思いましたが、意外と忘れている箇所があり、何よりもものすごく集中するのでその後の受験レベルの長文や文法問題にも気持ちの張りが出てきます。
ともすれば、教師側が「これぐらいはできて当然」とカリキュラムを設定しがちですが、大切なことは子どもたち一人ひとりが、意欲を持って、目標に向かって勉強し、「結構、俺ってがんばったやん」と毎回感じてもらうことではないでしょうか。「主役は子どもたち」であることを忘れないようにしたいです。
1時間の間に数問できて、「できました!」と元気に言うときもあれば、なかなか問題の答えにたどりつかず
あーでもない、こうでもないと一生懸命考える日もあります。
でも、何とか答えがわかったときの喜びは格別ではないでしょうか。問題に取り組むこと自体が集中力、持続力、忍耐力を育むことになります。そして、人との比較ではなく自分との戦いなのでどの子も主役です。
中学生は、今年の夏は、中1からの100の重要英文を3ステップに分けて、英文を読む、日本語に訳す、そして英文にすることを一人ひとりが全体の中で挑戦しています。自分の足で階段を一歩一歩上がっていくような実感を持つことができます。
最後に高校生は、思いきって、授業内容に中学3年間の文法の復習を取り入れました。受験を目前にして冒険かとは思いましたが、意外と忘れている箇所があり、何よりもものすごく集中するのでその後の受験レベルの長文や文法問題にも気持ちの張りが出てきます。
ともすれば、教師側が「これぐらいはできて当然」とカリキュラムを設定しがちですが、大切なことは子どもたち一人ひとりが、意欲を持って、目標に向かって勉強し、「結構、俺ってがんばったやん」と毎回感じてもらうことではないでしょうか。「主役は子どもたち」であることを忘れないようにしたいです。
教えてもらうことからできる自分になっていく
2008年08月07日
中3生は、今年の夏はクラブも引退し、いよいよ2学期の実力テストに向けてどの科目も1・2年の復習を取り入れています。
そうなると、数学は3年生の1学期の範囲では差が出なくても、図形や関数になると今までの蓄積によって問題を解くスピードが違ってきます。
中3のA子さんは、数学の一次時関数の応用問題がどうも苦手で他の生徒さんたちが解けている問題がわからないことが多くなってきました。
それで、彼女には練習問題のプリントを渡し「同じようなパターンを何度も繰り返してやってみてね。自分の力で解けるようになったらそれは本物の実力になるから」とアドバイスをしました。
さて、次の日、そうは言ってもすらすらとは解けず、「うーん。やばい」の連続です。一応ヒントだけは伝えて何とか時間がかかっても終わりました。また、同じような問題のプリントを渡しました。
そして、また次の日が来ました。答え合わせをした後に突然A子さんが「わー自分でできた。すごーい。感動!」と大きな声を出しています。
A子さんに何が感動したのかたずねると次のように話してくれました。「誰かに教えてもらったときは、あーそうかで終わってしまってそのうち忘れていたけど、こうやって自分の力でできるとすごくうれしい。やっぱり繰り返しやればできるようになるのだ」との実感でした。
A子さんはとても大きな発見をしたと思います。確かに「教えてもらう」ことは、最初は必要ですが、「もらう」ばかりだと楽に流れ自分で考えることが面倒になってきます。
でも、自分で「できる」ようになることは、初めのうちはどこからどうすればいいのか手探り状態で、時にはいらいらもしますが、「自分でできた」という自信が生まれ、気持ちはすっきりまさに感動なのです。そして、その感覚を経験したA子さんは、問題が解けるようになっただけでなく、これからの受験という試練に立ち向かう気持ちも成長したのだと思います。
そうなると、数学は3年生の1学期の範囲では差が出なくても、図形や関数になると今までの蓄積によって問題を解くスピードが違ってきます。
中3のA子さんは、数学の一次時関数の応用問題がどうも苦手で他の生徒さんたちが解けている問題がわからないことが多くなってきました。
それで、彼女には練習問題のプリントを渡し「同じようなパターンを何度も繰り返してやってみてね。自分の力で解けるようになったらそれは本物の実力になるから」とアドバイスをしました。
さて、次の日、そうは言ってもすらすらとは解けず、「うーん。やばい」の連続です。一応ヒントだけは伝えて何とか時間がかかっても終わりました。また、同じような問題のプリントを渡しました。
そして、また次の日が来ました。答え合わせをした後に突然A子さんが「わー自分でできた。すごーい。感動!」と大きな声を出しています。
A子さんに何が感動したのかたずねると次のように話してくれました。「誰かに教えてもらったときは、あーそうかで終わってしまってそのうち忘れていたけど、こうやって自分の力でできるとすごくうれしい。やっぱり繰り返しやればできるようになるのだ」との実感でした。
A子さんはとても大きな発見をしたと思います。確かに「教えてもらう」ことは、最初は必要ですが、「もらう」ばかりだと楽に流れ自分で考えることが面倒になってきます。
でも、自分で「できる」ようになることは、初めのうちはどこからどうすればいいのか手探り状態で、時にはいらいらもしますが、「自分でできた」という自信が生まれ、気持ちはすっきりまさに感動なのです。そして、その感覚を経験したA子さんは、問題が解けるようになっただけでなく、これからの受験という試練に立ち向かう気持ちも成長したのだと思います。