響ゼミナール 冬期講習のお知らせ
2006年11月27日

響ゼミナール 冬期講習のお知らせ
「わかる」楽しさ 「できる」喜びを一つでも多く体験します。
自信がやる気を引き出します。
目標を持ち、その到達に向けて毎回、階段をつけていくように「あーそうか。わかった」の充実感を持てるようにしていきます。さらに、できなかったことを次回には必ずわかろうとの前向きな気持ちを持続させる期間としたいと思います。
<中3受験総仕上げ講座>
英・数を中心に国・社・理を含めて入試に向けての重要単元をじっくり取り組みます。
■クラス人数は5名
■期間12月25日(月)~29日(金) 1月5日(金)~7日(日)
■費用:52,000円 時間数40時間
私立校受験希望者は英・数・国の3科目になりますのでお問い合わせください。
<中1・2復習講座>
1学期、2学期の重要項目に対して、学力が定着できるように、冬休み明けの課題テストに向けて数多くの問題に取り組みます。
■クラス人数4名
■期間 12月25日(月)~29日(金)1月5日(金)~7日(日) 全8日間
■費用:27,000円 時間数24時間
<小学6年生中学先取り講座>
中学生になる前に英語に親しみ、数学につながる算数の重要単元をこの期間に予習、復習し、自信を持ってもらいます。
■期間 12月25日(月)~29日(金) 全5日間
■クラス人数 3名
■費用:10,000円 時間数8時間
この学年以外にも小学生、高校生の冬期講習も受け付けておりますのでお問い合わせください。又、講習に参加されなくてもお子さんの教育相談もしておりますのでお気軽にご連絡ください。
教師である前に一人の人間として出会いたい
2006年11月15日

教師である前に一人の人間として出会いたい
中3のMちゃんは問題の答え合わせの時、なぜか答えを言う前に「たぶん……」と前置きをして答えを言います。今の子ども達は、こちらの質問に「このことどう思う?」とたずねると「微妙……」とか言うので、Mちゃんも口癖なのかなあと思い込んでいました。
でもある時、気になったのでMちゃんに「どうしていつもたぶんとつけるの?」と聞いてみました。そうすると思いがけなく「だって、自信がないから」と答えてくれました。
その時、初めて子ども達が言っている言葉の奥には言葉を越えた思いがあることに気づきました。それからは、できるだけ、「ここまでは合っているよ」と言葉を付け加えるようにしています。
私たち教師はどこかで教師は教える者、生徒は教えられる者という暗黙の了解があるように思います。だから「これはこういうこと」と決めつけてしがいがちです。でも、私たちは、教師である前に一人の人間として彼らと出会っていることを忘れないようにしないとなあと思います。
「でもね」から「そうね」へ……
2006年11月11日

「でもね」から「そうね」とうなずくのも大切
私たち塾講師や保護者の方はともすれば、子ども達に良かれと思って「もっと頑張れるでしょ。これぐらい出来るでしょ」と言ってしまいがちです。
もちろん、その子の可能性を信じたい、本当に頑張ってほしいという思いがあります。しかし、時にはその言葉が彼らにとっては、プレッシャーになったりすることもあります。
私の塾の子どもたちも、頑張っている子ほどこの言葉に傷つきます。でも、お父さんやお母さんに応えたいという気持ちがあるので、何も言えず辛い気持ちを訴えることがあります。
これって病気の人が周りの方から「頑張って」と言われるのが一番辛いと思われるのと同じではないかと思います。私たち大人は無意識のうちに加害者になってしまうことをいつも心に置かなければいけないなあと感じます。
私は「もっと頑張れるでしょ」の代わりに彼らが「もう、無理できない」と言ったら「よく頑張っているよ」と認めてから「もったいないよ。」と声をかけます。
子どもが話している時に「でもね」から「そうね」とうなずくのも大切だなあと思います。
一緒に喜んだり、悩んだりしてくれる相手がいれば……
2006年11月08日

一緒に喜んだり、悩んだりしてくれる相手が
一人でも近くにいれば……
高1のH君は、夏休みに学校の先生から「この英語の成績では卒業できない。中学の英語からやり直せ」と言われました。初めは高校を辞めることも考えたそうですが
やはり高校は卒業したいと入塾してきました。英語の点数は一桁でおまけに中学時代の友人たちからは、何を考えているのかわからない「不思議君」と呼ばれていたそうです。確かに彼に話しかけても「何も考えてない」としか返ってきません。それでも諦めずに関わっていくと「俺、話すのが苦手やし、自分の気持ちをどう伝えていいかわからない」と言い始めました。それからはこちらが何かを教える時は、なぜこの問題をしなければならないのか、何をしているのかをできるだけ丁寧に説明しました。
そして、先日入塾して初めての2学期の中間テストがありました。英語はせめて4倍を取って、欠点にならないようにしようと提案しました。H君は「4倍も取るの?」と驚きながら「でも取れたらごっつううれしいなあ」と自分の気持ちを素直に言ってくれました。そして結果は4倍以上の点数が取れたのです。「すごい、よくやったね」と言ったら彼は「うん。ものすごくうれしかった」と答えてくれました。でも、友達からは「そんな点数ぐらいで喜んでたらあかんやろ」と言われたそうです。確かに点数だけにおいては、もっと高得点を取っているクラスメイトはたくさんいます。でも大切なことは、彼がやればできると思い始めてくれることです。その子にとって、できることを一つでも増やしていくことを一緒に喜んだり、悩んだりしてくれる相手が一人でも近くにいればその子は変わるきっかけをつかめると思います。
彼らの本心と出会うためには、まず信じることから……
2006年11月04日

彼らの本心と出会うためには、まず信じることから……
11月になると中3生は実力テスト、そして2学期の期末テストと続き、その後はいよいよ高校進学に向けての個人面談が始まります。学校の先生からもこの実力テストで、ほぼ高校は決まると言われ、どの子も受験という初めての試練に対してプレッシャーを感じる時期でもあります。
塾の生徒さんもすぐに「高校なんてどこでもいいし」とか「勉強するのはうざい」と言い出します。そんな発言を聞いて私たちは「何を考えているんや。今、勉強しないと後悔するよ」とつい正論を口に出してしまいがちです。でも、そんな時こそ、どうしてそんなことを言うのかと子どもたちの立場に立って、耳を傾けてみることにしています。
そうするとあんなに投げやりだったのに「今から勉強しても間に合わないよね」とか「高校の名前を出したら、どうせもっと勉強しなさいと言われるから」とか不安の気持ちを話してくれます。表面上は何も考えていないと言いながら、本当は一生懸命やりたいと思っていることが伝わってきます。
彼らの本心と出会うためには、まず信じることからだなあと受験生と毎年関わって思います。