「でもね」から「そうね」へ……
2006年11月11日

「でもね」から「そうね」とうなずくのも大切
私たち塾講師や保護者の方はともすれば、子ども達に良かれと思って「もっと頑張れるでしょ。これぐらい出来るでしょ」と言ってしまいがちです。
もちろん、その子の可能性を信じたい、本当に頑張ってほしいという思いがあります。しかし、時にはその言葉が彼らにとっては、プレッシャーになったりすることもあります。
私の塾の子どもたちも、頑張っている子ほどこの言葉に傷つきます。でも、お父さんやお母さんに応えたいという気持ちがあるので、何も言えず辛い気持ちを訴えることがあります。
これって病気の人が周りの方から「頑張って」と言われるのが一番辛いと思われるのと同じではないかと思います。私たち大人は無意識のうちに加害者になってしまうことをいつも心に置かなければいけないなあと感じます。
私は「もっと頑張れるでしょ」の代わりに彼らが「もう、無理できない」と言ったら「よく頑張っているよ」と認めてから「もったいないよ。」と声をかけます。
子どもが話している時に「でもね」から「そうね」とうなずくのも大切だなあと思います。
Posted by kobehiro at 10:15│Comments(0)
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