よくある質問-15

2007年07月05日

よくある質問-15

Q.中3の息子は、いつもテストの点数のことで注意をすると「次は頑張るから」としか言いません。これほど同じことを繰り返しているのにこりないのにあきれてしまいます。やればできると思うのですが息子にどのように話せば変わってくれるのでしょうか。

A.たぶん、息子さんは、締め切りが近づかないとやる気が出ないタイプではないでしょうか。そして過去のテスト勉強においてもぎりぎりで何とか形にしてきたのではないでしょうか。
 このようなタイプの子どもさんはどこかで「最後は何とかなる」と思い、無意識に侮る気持ちがあります。また、やればできるのにという言葉は「やればできるのだからそのうちに」と感じ切実感を持つことが希薄になりがちです。
 私の塾でも、そのようにお母さんから言われていた高校生のT君が同様にその気持ちを話してくれました。では、どのように関わればいいのでしょうか……。
 このような場合は、まずお子さんには曖昧ではなく具体的に次のテストに向けて一つでもいいから、新しく始めることを決めてもらい紙に書いて家の目立つ所に貼ってもらうとか、そのことが実際にできたかどうかカレンダーなどに印をつけてもらうとか目に見える工夫が必要です。
 この場合、「それぐらいのことなら誰でもできる」と心で思っても本人が決めたことを認めることが大切です。言葉はそのとき限りで消えていきがちです。注意するだけではすぐに本人の心から消えていきますので、書いて意識してもらうことから始めてはいかがでしょうか。
 また、親の方もお子さんだけでなく、ご自身が毎日読書タイムを持つとか、ラジオの英語講座を聞くとかご一緒に新しいことを始められると「お母さんもするのなら、僕もやるしかないか」となっていくと思います。

hana3よくある質問集は当塾の公式サイトに全文掲載しています。
http://www.kyo-zemi.net/index.html?_startPage=6

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Posted by kobehiro at 00:00│Comments(0)よくある質問
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