手を出さないでじっと見守ることの大切さ

2007年06月17日

手を出さないでじっと見守ることの大切さ

 先日、友人のAさんと食事をしているときのことでした。Aさんは、中学生の息子さんとの関わりでここ数年、どう関わっていいか悩んでおられました。
 息子さんとは幼い時から仲が良く、息子さんもAさんをたよりに暮らしてこられました。
 しかし、息子さんが成長するにつれてコミュニケーションがうまく取れないことも増えてきました。

 そのAさんが「私、ある人から『あなたは息子さんが何でもできないと思いすぎていませんか』と言われたの。そう言われたとき、確かにそうかもしれないと思ったの。たとえば、学校行事で宿泊するとき荷物整理は私がやってあげなければと自然に思っていた。でも、ちょっとぐらい忘れ物があってもよく考えたら、向こうに行ったら何とかなるものね。本人に任せたらいいのよね」

 その話を聞きながら、子どものために少しでもできることはと思うのが親心です。手を出さないでじっと見守っているほうが、何でもできる方にとっては、はがゆく感じられることもあると思います。

 そんなときこそ第三者の意見に耳を傾け、今までと違う親子の関わりを始めていくのも今まで見えなかった子どもさんの姿に出会えるきっかけになるのではないかと思いました。

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Posted by kobehiro at 09:37│Comments(0)親子関係
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